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「くまもと木の家づくり」表彰式及び講演会開会挨拶
開会にあたりまして一言ご挨拶を申し上げます。
木造住宅を取り巻く環境は四半世紀の間に大きく変化し、6割を超えたシェアーは現在4割にまで低下し
ております。
この間、建設業界ではニーズの多様化に伴い多種多様な工法開発がなされ、素材生産に於きましても低価格
で多様な外国産材がこれに取って代わり、ある反面、消費者の選択肢が増えたこともまた事実でございます。
このような状況の中にあって、如何にして木造住宅の需要拡大を図るかは私たちの重要な課題であります。
本協議会が、16年度から実施しております「ユニバーサルデザイン木造住宅推進」事業は、誰もが安心
して住み続けることのできる木造住宅推進を目的に、ユニバーサルデザインを取り入れた木造住宅の普及に
取り組んでおります。
その事業の一環として今年度は第2回くまもと木造住宅ユニバーサルデザインコンペを企画し、多くのご応
募をいただき、その中から選定作品を本日ご紹介することとしております。
また、今回の講演会では、ノルドデザイン有限会社代表の永井晶子先生をお招きして「風水・住まいの気の
デザイン」と題してご講演をいただくことにしております。
最後になりましたが、本日ご参加くださいました皆様と、当事業にご支援いただきました関係の皆様方に
お礼を申し上げ、ご挨拶といたします。
くまもと木造住宅推進協議会 副会長 大石 駿四郎 |
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「くまもと木の家づくり」表彰式・講演会挨拶
本日は、「くまもと木の家づくり」表彰式及び講演会にお招きいただきましてありがとうございます。
一言ご挨拶を申し上げます。まずは皆様方におかれましては、私ども本県の住宅行政へのご理解とご協力
をいただき厚く感謝を申し上げます。県では、皆様ご承知のとおり全国より早いスピードで進んでおります
少子高齢化の進展などを踏まえまして、潮谷県政の元で、将来の住宅需要に対応できるユニバーサルデザイ
ンに配慮した、誰もが安心して住みやすい住宅整備を展開しているところです。このユニバーサルデザイン
及び地産地消の観点から、熊本県住宅供給公社と連携して整備を進めております光の森団地に於きまして、
木造モデル住宅を展示しているところです。
さらに、県産材を活用した木造住宅の普及は県政の中でまた住宅政策の中で重要な課題であると認識して
おります。なかでも、関連事業に携わる若手の技能者の育成というものが昨今の大変重要な課題と思ってお
りまして、特に在来の木造住宅の生産の中心となります大工職人の方々の育成というものも、これから進め
ていかなくてはならないと思っております。今回、国土交通省が「大工育成塾」を開講し、全国的に技能者育
成に取り組んでいるところでございますが、これについては、熊本県も全面的に協力連携いたしまして、一
昨年度から技能者育成に取り組んでいるところです。こういった流れの中で、本協議会が取り組まれておら
れます一連の木造住宅普及活動においても、県でも積極的に支援をさせていただいております。その活動の
一環と致しまして、今年度で第2回目となります木造住宅ユニバーサルデザインコンペには、今回28作品
の応募があったとお聞きしております。建物の部位や部分また、家族構成の変化に併せて進化する住宅の提
案等もあり、家全体にユニバーサルデザインの考え方を広げた優秀な作品が増えてきているとお聞きしてお
ります。
今回この中で高い提案をされて受賞された皆様におかれましては、大変おめでとうございます。また、こ
れを機会にいろいろな提案を期待しております。また、このコンペの企画・審査をしていただきました、村
上委員長そして齋藤副委員長はじめ各審査委員の皆様には、日頃のお忙しい業務の合間に本事業にご協力頂
き厚く御礼申し上げます。本日の講演会では、講師の永井先生からユニバーサルデザイン木造住宅について
様々なまた、ユニークな視点から、お話しをいただけるものとお聞きしております。
この機会に、ご来場の皆様と一緒にユニバーサルデザインまた、木造住宅への認識をさらに深めていきた
いと考えております。最後に、本日の表彰式・講演会が皆様方に実り多いものとなりますよう、ご祈念申し
上げましてご挨拶といたします。
熊本県土木部住宅課 住宅課長 臼井 浩一 |
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趣 旨
くまもと木の家づくり事業では、これまで新しいネットワーク組織や枠組みを通じて、県産材を使った安
心できて住み心地のよい(地産地消)住宅とは何かを考えてきました。木や素材の長所を生かしながらよい
ものを長く使う、長寿命の木造住宅を普及させていくに、生産体制である大工・工務店等の‘現場技術者’
の育成が急務となっています。当協議会は熊本県が推進するユニバーサルデザイン(UD)の考え方を、県
民をはじめ木造住宅生産に関わる多くの方々に理解してもらい、木造住宅のUDを推進していきたいと考え
ています。
くまもとではUDを推進するにあたり、特にそのプロセス(課程)を重視しています。住宅には多くの部
材や部品、素材が使われていますので、これらの中から住みやすくて使いやすいデザインやその機能や性能、
それらを生み出す知恵や改善していく過程で生まれたデザインを評価して、今後の木造住宅づくりに普及さ
せていくために活用していきます。 |
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テーマ
ユニバーサルデザイン(UD)とはuniversal【普遍的な、万人の、万能の】という意味です。年齢や障
害、性別、国籍を越えて“すべての人が暮らしやすいデザイン”ということです。一方、近年は個人の価値
観の多様化により、住宅では施主の思い入れ、こだわり、愛着といった課題からその住宅ならではの個性的
でparticular【固有な】デザインが生み出されています。従って個々の住宅には、ユニバーサル【普遍】と
パーティキュラ【固有】という相反する考え方が混在併存するのかもしれません。 |
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審査概評
今回で2回目となる木造住宅ユニバーサルデザイン(UD)コンペには、28作品の応募がありました。昨年
の実作部門では、木造住宅の部位・部分・デザインに木を用いた創意的な工夫の提案が主だったものでした
が、今回はそれらの提案に加え、UDの幅が広がってきていて、単体の部位・部分にとどまらず、複数の部位・
部分や、家全体にUDの考えを広げた複合型の提案が増えてきました。作品のプレゼンテーションの技術や表
現力も豊かになっています。また今年から実作部門に加え、新たに提案部門を設けています。その中にはUD
を時間経過と併せて捉え、家族構成の変化にあわせて進化する住宅の提案もありました。応募作品全体から
受けた印象は、木造住宅UDの概念が広がってきたというものです。
住宅は家族構成の拡大によって増築されますが、今後はその反対に家族構成の減少による「減築」の提案
があってよいのかもしれません。さらに加えていくならば、住宅のライフサイクルや環境に配慮し、家を建
てる前からライフスタイルの変化を予測し、建てた住宅が解体(リサイクル、リユース、リディユース)さ
れるまでを含んだトータルな家づくりの提案というものも予想されます。
これまで協議会が行ってきた活動を通して木造住宅の良さを再認識してもらい、コンペで提案されたアイ
ディアがモデルルームや実際の住宅などに採用され、商品化され成長していき、UDの考え方と共に木造住宅
の裾野が広がっていくことを願っています。 |
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| 審査委員一同 |
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| ■ デザインコンペ入賞作品一覧 |
| 賞 |
題名 |
表彰者名(所属) |
| 提案賞 |
育てる家 〜小さく造って、大きく育てる〜 |
島村希理子 |
| 入選 |
石丸邸 |
大嶋 和博(大嶋建築事務所) |
| 施主のわがまま(希望)を形に!! |
大平 浩司(HOU建築設計室) |
| みんなにやさしい家 |
宮川 博雄(宮川工務店) |
| 一台三役(省エネ照明) |
高見 睦代(長迫木材二級建築士事務所) |
| 地産地賞 |
地元自然素材と伝統工法の家造り |
佐村 智幸 |
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| 敬称略 |
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提案賞 島村希理子 「育てる家 〜小さく造って、大きく育てる〜」 |
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家族の成長や家族構成の変化にあわせて、住宅も成長していく過程が、基本プラン、成長段階そしてゆとり期の三部構成として提案されています。時間経過に対応した住まいづくり、UDの考え方として審査員の高い評価を得ました。加えてプレゼンテーション技術の高さも支持されています。
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入選 大嶋 和博(大嶋建築事務所) 「石丸邸」 |
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身体が不自由になってからの生活環境を見据えた一人暮らしの女性の家として、寝室とトイレの配置に留意された計画です。スロープなどの段差解消はもちろんのこと、手摺を将来取り付けられるようにした仕掛け、コンパクトな空間に水廻りや必要な機能を集約したつくり方は加齢に対応した素直なUDのありかたです。
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入選 大平浩司 (HOU建築設計室) 「施主のわがまま(希望)を形に!!」 |
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高齢者、加齢、UDへの対応、収納の配置・工夫、灯油搬入口、不在時に自販機用の荷物を受け取れるロッカーetc。お施主さんからの数多くの要望に対し、しっかり答えている建築士の姿が思い浮かびます。加えて県産材利用、既存材料のリサイクルもされていて、アイディアに富んだリフォーム例として好感を持てます。
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入選 宮川博雄 (宮川工務店) 「みんなにやさしい家」 |
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福祉関係に力を入れているお施主さんの住宅らしく、スロープ、段差解消、介護スペース確保、手摺設置と、バリアフリー化がしっかりとされた住宅です。一つ一つの項目に目新しさは少ないのですが、ここまできちっと介護に対応した住宅はそれほど簡単につくられるものではありません。お施主さんと設計者の真摯な取り組みの成果が現れています。
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入選 高見睦代 (長迫木材) 「一台三役(省エネ照明)」 |
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1階廊下、2階床、1階の絵画の3つを照らす『一台三役』の照明器具としてたいへん面白い照明方法です。「日頃から‘省エネ’に気を配る主婦の立場から一台で何役もこなせ、木にたずさわる職業柄、木と照明器具の相性の良さに着目」した結果だそうで、ユニークでまさにユニバーサルなアイディア器具として評価されました。
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地産地賞 佐村 智幸 「地元自然素材と伝統工法の家造り」 |
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熊本県はUDとあわせて“地産地消”にも取り組んでいます。「昔ながらの家造りは人と環境にやさしいUD」とあるように、土と木と紙でつくられた伝統的な家づくりは循環型社会構造の一例であります。作品からは大工技術の高さを見て取れますが、今後は一歩進んで機能的側面を加えたUD作品の登場を期待しています。
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応募要領 |
◆ 応募資格
くまもとの木の家づくりに関わる方(施主、大工、工務店、職人、建築士、素材生産者、材料開発者、学生など)
であればどなたでも応募できます(複数応募可)。
◆ 対象となる住宅の部品、部材、素材
【A部門】(実作部門)
・ くまもと県内の既存住宅または建築中、計画中の住宅の部分、素材であること
・ 構造材の全部または一部に木材を使用し、当事業の趣旨にかなった戸建住宅、集合住宅、長屋
【B部門】(提案部門)
・ くまもとの地域特性にあった、将来にわたり長期に使うことのできる住宅のアイディア
・ 家族の成長や家族構成の変化に対応したプランニングやデザインを表現したもの
◆ 提出書類
・ 提出書類1(別紙1の参加申請書、A4サイズ)…1枚
別紙1の参加申請書に必要事項を記入して下さい。
・ 提出書類2(A3サイズ)…1枚
対象となる部分がわかるように、A3版用紙1枚横使い(ボード等の厚みのあるものは不可)に、写真、図面、
スケッチ、コンセプト、説明文などを記入して下さい。 表現方法は自由です。
◆ 権利関係
・ 提出書類の返却は行いません。
・ 写真等の資料の活用については建物所有者の了解を得て応募してください。
・ 応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、展示・広報発表に関する権利は主催者が保有します。
・ 応募に関する費用(送料・税金・保険など)は、すべて応募者が負担すること。
◆ 応募締切
持込の場合は、平成18年1月27日(金)17時まで。 郵送の場合には当日消印有効。
◆ 入選作品の発表
平成18年2月中旬、入選作品の応募者に通知します。
◆ 応募先(問い合わせ)
くまもと木造住宅推進協議会(熊本県建築住宅センター内)
〒862-0954 熊本市神水1丁目3-11(ヨネザワ熊本県庁前ビル1F)
Tel 096-385-0771 Fax 096-385-9932
◆ 入選特典
・ 入選作品10点程度を審査委員会において選出します。
・ 入選作品については、当協議会発行のパンフレット、ホームページ、広報掲載、木の家づくり
フォーラム等で紹介するとともに、表彰します。
◆ 審査委員会
審査委員長 村上良知 熊本県立大学環境共生学部教授
副委員長 斎藤百樹 斎藤百樹建築設計事務所
審査委員
熊田 稔 熊本県建築組合連合会 古荘春幸 熊本県加工木材共同組合
森川旦二 熊本県住宅供給公社 小山英文 熊本県住宅産業協会
古賀正治 (財)熊本県建築住宅センター 川瀬和洋 (社)熊本県建設業協会建築部会
甲斐 徹 (社)熊本県建築士会 笠間富雄 (社)熊本県建築士事務所協会
佐藤善之 熊本県森林組合連合会 柳井純雄 (社)熊本県木材協会連合会
澤井健次 熊本県土木部住宅課課長補佐
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